聖堂物語

パイプオルガン

 カトリック金沢教会のパイプオルガンは、1986年に設置されました。製造社は北イタリアのマッシオニ社です。(200年の歴史があります。)オルガンは聖堂の玄関2階にあります。
 オルガンは手鍵盤2個とペダル鍵盤のもので、ストップ23個と6個のカプラによって30種類以上の音が出せます。このオルガンは2つの目的のために作られました。
 第1は、ミサと礼拝と賛美歌の伴奏のため、第2は、「オルガンコンサート」(バッハ等クラシック音楽)が目的です。
 聖堂はローマとゴシックスタイルです。その反響と残響はとてもよいものです。
 このオルガンの特徴はイタリアヴェネチアの「カリド」種と言われ、上のものは“スウエルオルガン”で、柔らかく、明るく、澄んだ音色を出します。下のものは“グランドオルガン”で、深く、強く響く音を出します。
 中型オルガンであっても、ミサの祈りには神秘的な雰囲気を与え、人々の心が 包み込まれます。また、コンサートでは生き生きとした喜びを感じさせ、その感激に心を弾ませます。