お知らせ

能登半島地震

カトリック名古屋教区では能登半島地震災害支援のために「カリタスのとサポートセンター」を立ち上げています。活動に関する最新情報はこちら
また、のとせんブログも随時更新中です。

感染症対策

ミサ中におけるマスク着用については個人の任意判断としております。体調の優れない方は周囲へのご配慮をよろしくお願い致します。

クリスマスおよび新年のミサ

2024 年 12 月 15 日(日)は合同告解のため 10:00 ミサはありません。詳細は典礼行事をご確認ください。

主の降誕のミサは以下の通りです。
  • 2024 年 12 月 24 日(火)主の降誕
    • 19:00〜
    • 21:30〜(ベトナム語)
    • 24:00〜
  • 2024 年 12 月 25 日(水)主の降誕
    • 10:00〜
    • 18:00〜
新年のミサは以下の通りです。
  • 2025 年 1 月 1 日(水)神の母聖マリア
    • 0:00〜
    • 11:00〜
  • 2025 年 1 月 3 日(金)初金曜日ミサ
    • 7:00〜
    • 10:00〜

神父様からのメッセージ

飼い葉桶の乳飲み子

 クリスマスになると、皆さんは何を思い浮かべますか。デパートや家の窓を飾るイルミネーション、大きなクリスマス・ツリー、サンタさんとトナカイさん、クリスマス・プレゼントにクリスマス・ケーキ、そして「し〜ずけき」などのクリスマス・ソング……

 師走の雰囲気の中、だれもが、何か心がわくわくしてくるような楽しく希望に満ちた思いをいだくのではないでしょうか。

 マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。

 世界中でクリスマスを祝います。スペインではベレン、イタリアではプレゼピオと呼ばれるキリスト降誕の場面を模したものが、各家で作られます。市内の各所には大きな市(いち)が立ち、そのための材料や飾り、聖家族や羊飼い、牛や馬や羊などのミニチュアがたくさん売られます。週末には、多くの人が家族連れで訪れ、市はごったがえします。

 しかし、私たちは聖書の言葉を思いめぐらしてゆきましょう。「宿屋には彼らの泊まる場所がなかった」のです。宿屋とは、私たちが今生きている「この世」を象徴しています。マリアさまとヨセフさまは、にぎわう町から閉め出され、なんと御子イエスは町はずれのさびしい家畜小屋・洞窟でお生まれになるのです。

 それはまた、御子イエスの告げる福音は、「この世」に受け入れられないということの象徴でしょう。人の上に立ち、一番になろうとする「この世」の価値観と、へりくだり、小さくなり、仕える者となっていくイエスさまの教えとは真っ向から衝突するからです。ヨハネ福音書は言います。「ことばは世にあった。世はことばによって成ったが、世はことばを受け入れなかった」。

 「居場所」がなくなったイエスさま……。マリアさまとヨセフさまが私たち(家畜小屋・洞窟)を訪れてくださり、私たち一人ひとりの心(飼い葉桶)の中にイエスさまが誕生されますように、待降節を祈りの内にしずかに過ごしていきましょう。

 カルメル霊性センターニュース 2024 年 12 月号「行雲流水 168 フランシスコ教皇の言葉G」(pdf 5 ページ目に掲載されています)もご覧ください。

パウロ 九里 彰 神父

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