神父様からのメッセージ

イエスの復活を喜び祝おう

 自然界は長い冬の眠りから目覚め、花が咲く楽しい季節となりました。温かい日差しを受けて命が新しい力を発揮しているように感じられます。

 全ての人間の罪をその身に背負って、十字架の上で償いのいけにえとして、ご自身を捧げてくださった主イエスにおいても命はその不思議な力を発揮しました。命の源である神さまは、イエスの十字架上の尊い捧げ物を受け入れてくださいました。イエスの栄えある復活はその印しです。

 「今日こそ主の御業の日。今日を喜び祝い、喜び踊ろう」(詩篇118)。

 2000年にもわたって、キリスト者はこの喜びの叫びをあげてきました。キリスト教の不思議な生命力は、復活信仰のおかげだと思います。復活なさったキリストは、「私は世の終わりまで共にいる」というお約束の通り、その教会を支え、導いてくださったおかげだと思います。

 さて私たちキリスト者は、主イエスが復活された曜日(日曜日)ごとにミサに与って、復活をよろこび祝い、感謝します。その上、年に一度復活祭(今年は4月8日ですが)を迎えて、いっそう盛大に、また荘厳にイエスの復活を、深いよろこびをもって皆でお祝いしております。

 「人々は、イエスを木にかけて殺しましたが、神はこの方を三日目に復活させ、人々に表わしてくださいました…私たちは、イエスが死の内から復活された後、食事を共にしました」と。(使徒パウロの証言です)