待降節を迎えて
11月29日から“待降節”が始まります。
“待降節”は神の子イエスの来臨をお祝いするクリスマスの準備期間です。キリスト者は、この期間を通して主イエスをお迎えする心を整える努力をしています。
人を罪から救うために、神は人の全ての罪を自ら背負って、十字架の上で償いのいけにえとしてご自身を捧げるために、一人の人間として、マリアからお生まれになりました。これほどに、神は人間を愛して下さっているのです。これを信じている私たちは、この神の愛を心にかみしめながら、待降節を過ごすように努力しております。このように待降節を過ごすようにすれば、深い感謝をもってクリスマスを心から喜び祝うようになります。
それに、神が人間になったもう一つの目的はご自分の所へ導く道を教えるためです。人間としてのご自分の行き方を通して、さらに言葉を通して、その道を教えてくださったのです。それを信じている私たちはイエスにならうこと、イエスの後について行くことに日々努力したいと思っております。こういう努力がなければ、名前だけのキリスト者となり、自分の召命に応えていない者になります。
そこで、待降節を自分の生き方を振り返って、イエスの後に従う決意を新たにするときにしたいと思います。
それでは、皆さんにとってこの待降節がクリスマスへの良き準備のときとなるよう祈っております。